REAL LIFE

もう一つの母の日

母を連れて美術館で水墨画を観てきました。

あまりゆっくり散歩する時間も普段ないので、

この日は庭園をゆっくりお散歩。

中間テスト前なので、姪っ子だけがついてきていましたが、

美術館のお庭で写真を撮ったりして、

楽しい時間でした。





 


母もしょっちゅう来ている場所ですが、

お庭を歩いたのは初めてだったようで喜んでくれていました。







 

手入れされたお庭をぐるっと回って、

たくさんのお花を観て、

母も楽しそうでした。



母が生まれ育った田舎の家の庭は、

ちょうど今頃は、母屋まで続く小道の両脇にツツジが咲き乱れ、

池の前の大きな岩の横に植えてあるシャクヤクが

大きな花を咲かせる頃でしょう。

虫が多く、蛇も出たり（目の前を銀色の大きな蛇が横切って這っていったこともありました）して

その時は嫌だと思っていた田舎も、今は懐かしく思えます。



今は古い家を壊してしまい、池も水を抜いてしまい、

あのたくさんの花々も咲いていないかもしれません。

花が枯れて、雑草ばかりになった田舎の庭ことを思うと寂しい気持ちにもなります。

あの場所で生まれ育った母にとっては、

かけがえのない場所なんだろうなと思います。



　

 


気持ちよく過ごせた日曜日でした。







 

母の日

 






先週末は良く晴れて

気持ち良い休日でした。



この時期になると、廊下からダイニングを見ると、緑が青々として綺麗で

お洗濯ものを干すのが楽しくなります。









 


リビングのテーブルの上には、

長男からのカーネーション。









 


サッカーの試合からの帰り道、

駅まで迎えに行くので、一緒に夜外食しようと誘っても

「疲れてるから家に帰る」と言うので、

おかしいなと思って心配して外出先から帰ったら、

「はい」とお花を渡してくれました。

明日買う時間がないから、と試合からの帰りお花屋さんに行くための嘘だったようで、

学校のあとの遠方での公式戦で疲れているのに、

そんなにしてまで、買ってくれたのかと嬉しくなりました。







  



ダイニングには、次男からのお花。

私のイメージで色合わせをしてくれたようで、

ピンクよりオレンジが似合う私のことを

よく見てくれて、わかってるなぁと思いました。





とてもとても嬉しいプレゼントでしたが、

もう一つ嬉しかったのは、

長男も次男も、姉にもちゃんとお花を用意していたこと。

２人とも「いつも送り迎えありがとう」と言って姉に渡していました。

私が運転が苦手なので、姉が全部やってくれているのですが、

そのことにちゃんと感謝してくれていて、

嬉しくなりました。







昨年の母の日は、姪っ子が姉に買ってきたのが

黄色の菊の花で、一笑いありましたが、

今年は、甥っ子が、

「この花ください、って言ったらな、それは亡くなった人に送る花ですよって言われてん」と

笑いながら、こそっと、私に教えてくれました。

姉の子供達は、菊の花が好きなんですかね、また一笑いでした。







どんなものでもうれしいですが、

こうして、自分のことを想ってくれることが本当に嬉しいです。





初めて、母の日にプレゼントをもらったのは、

長男がプレ幼稚園に通っていた４歳の時。

家に帰ってくるなり、

私にカーネーションの飾りがついた紙の首飾りをかけてくれました。

自分でもびっくりするほどうれしくて涙がでて号泣で、

長男を抱きしめながら声をあげて泣きました。

隣にいた姉も笑いながら泣いてました。

こんなダメ母の私にありがとうと言ってくれる長男の存在がありがたくて、

今でも思い出すと、ぐっとくるものがあります。

あの日のことは一生忘れることはないと思います。