mother's day |
母の日でした。
お母さん二人に、これ好きかなと、甘いものを選び、届けました。
どちらのお母さんからも、
ありがとう、と嬉しい言葉をもらい、
今年も贈ってよかったって思いました。
感謝しつつも、
何を選ぼうかと悩んだりして、
心のどこかで、
母の日って、ちょっと面倒だなぁとか思ってたのに、
いつの間にか、
今年も喜んでくれるかな、と思うようになったのには、
ちゃんと、理由があります。
子供たちがそれぞれ、手紙を書いたり、
プレゼントを選んでくれたり、
こうして花を贈ってくれたりするようになったから、
私もちゃんとありがとうを伝えようと思えるようになったのです。
ありがとう、と言ってもらって
私は、心底嬉しいから、
母にも何かして喜んでもらいたいと、思うようになれたのです。
いろんな意味で、
子供たちは、私に様々なことを教えてくれます。
角度を変えたら、
こんな風に思えるんだってことを、
またこの歳になって教えてもらいました。
甥っ子はこそこそと、姪っ子と買い物に行き、
はい!とお手紙と一緒に渡してくれました。
長男は、サッカーの試合からの帰り道、
買ってきた花一輪を手に、
ただいま、の代わりに、
ありがとう!といいながら、帰宅しました。
甥っ子は、サッカーのサポートをしてくれてる姉へ
感謝の手紙を。
学校か、サッカーか、どこかで先生か監督に書かされたのだと思うのですが、
それでも、その文章は、一字一句とても丁寧で、
心がこもったものでした。
小学校の三年間を、Jクラブの育成機関で過ごした甥っ子は、
車で1~2時間もかかる遠方で、毎週のように試合や遠征がありました。
姉は、早朝も夜間も車を走らせました。
次の日にまた着ないといけないユニフォームもスパイクも
その日のうちに洗って乾かさないといけない。
早朝にお弁当を作って自分の用意もして
夏の日も、冬の日も、一日中、屋根もないサッカー場で過ごしました。
おかげで姉は年中真っ黒けでした。
毎週、甥っ子をいろんなところに連れて行き、
姉は本当にこの三年間、
愚痴も言わず、頑張りました。
もちろん頑張ったのは、姉だけではなく、
いろんな面でサポートした家族全員、
そして、誰よりも甥っ子です。
自分でこの道を選んで
好きなことをしてるのだから、多少の苦労はしかたない、
とわかってはいても、
平日は電車に揺られて9時半に戻ってきて、
お風呂から出ると、塾や学校の宿題を何とか片付け、
週末は朝から晩までサッカー漬け、
夜、ラグの上に倒れこんで
泥のように眠る甥っ子を見ていたら、
姉も愚痴など言えなかったのだと思います。
家族みんな、同じ気持ちでした。
甥っ子は、本当によく頑張りました。
「ほんとにお疲れ様。」
私たちが、姉に何度繰り返したかわからない言葉です。
でも、私たちが姉にかける、幾度のねぎらいの言葉よりも、
息子からの
「ありがとう」は心にしみたと思います。
にしても!シュータ!平仮名が多すぎる!!
もっと漢字増やして!
*
一枚目、端に映っているのは
実は、菊の花。
お仏壇に飾るのにもってこいの小菊!
姪っ子が、黄色が可愛かったし、ボリュームもあって豪華だったから!と
姉に選んで、嬉しそうに満面の笑顔で渡していました。
私は思わず声を上げて笑いそうになりましたが、
ぐっと我慢しました。
ぎりぎりでした。
姪っ子は、いくつになった時に、
<お母さんに菊の花をプレゼントした>、と気づくのかな、と
あとでこっそりと姉と大笑いながら、
あまりにほほえましくて、可愛らしくて、
涙がでそうになりました。
なんだか優しい気持ちになれた一日でした。